間もなく始まる「2015 International CES」。2014年のCESに引き続き、ウェアラブル機器や4Kが注目される見込みだ。さらに、ホームオートメーション向けなどのロボティクス技術の展示にも多くのスペースが割かれるとみられている。
「2015 International CES」(2015年1月6〜9日)では、4Kテレビや、スマートウオッチの新機能が展示される他、フロアの大部分がロボティクス技術に割かれるのではないかと見られている。もちろん、そのような分野をはじめとする多くの技術を支える半導体も展示されるだろう。
今年のCESに行かれる方は、いつもよりもたくさん歩く準備をしておいた方がいいかもしれない。技術コンサルティング企業のCreative Strategiesでプレジデントを務めるTim Bajarin氏は、EE Timesに対し、CESを主催するConsumer Electronics Association(CEA:全米家電協会)が「これまでの3つのエリアを最適化し、Sands、Venetian、Las Vegas Convention Centerに加えてPalazzo(Hotel Casino)も展示会場にした。特設ゾーンも数多く用意される。前回のテーマはヘルスケア・フィットネスだったが、今年はロボティクスだ」と語った。
「2014 International CES」と同様、2015年も展示フロアのヘルスケア・フィットネス関連ブースが活気づくとみられる。また、アナリストらはモノのインターネット(IoT)の規格に関する議論が増えると予測する。
Bajarin氏は、2015年はCESが大々的に4Kテレビを後押しする初めての年になると述べた。その背景には、プライスポイントの下落により4Kテレビが消費者にとってより魅力的になることがあるという。2014年のCESで展示された超高精細テレビの多くは3000〜5000米ドルだったが、普及を狙うには、1000〜1500米ドルの価格帯が鍵になりそうだ。
Bajarin氏によると、Samsung Electronics、ソニー、シャープ、東芝が4Kテレビ分野の主要メーカーになるという。LG Electronicsは有機ELディスプレイ(OLED)と湾曲ディスプレイでこの技術の最前線に立つとみられる。
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