Appleが、Bluetooth SIG(Special Interest Group)のプロモータメンバーに参画することになった。Appleの参画によりプロモータメンバーは、東芝、Intel、Microsoftなど7社となった。
米国のBluetooth SIG(Special Interest Group)は6月23日(現地時間)、AppleがBluetooth SIGのプロモータメンバーに加わることを発表した。
プロモータメンバーは、Bluetooth SIGの運営事案について唯一投票権のある、Bluetooth SIG理事会に常任の議席を持つメンバーシップクラスだ。現在は、Ericsson、Intel、Lenovo、Microsoft、Nokia、東芝の6社がプロモータメンバーとなっている。Bluetooth SIGは2万6000社以上のメンバー企業を抱えているが、プロモータは、それらの中で“最高クラス”のメンバーシップだといえる。
現プロモータメンバー6社は、Appleがプロモータメンバーに加入することを満場一致で承認したという。
Bluetooth市場は、大幅に成長している。Bluetooth SIGによれば、Bluetoothを搭載する機器の台数は2015年には31億個、2019年には44億個に上るという。2014年12月に策定された最新仕様の「Bluetooth 4.2」では、IPv6および6LoWPANを介して、機器を直接インターネットに接続できるようになっている。さらに、2015年4月には、Bluetooth対応機器の開発ツール「Bluetooth Developer Studio(β版)」を発表*)。開発時間の大幅な短縮が見込めるツールとして、積極的にアピールしている。
*)関連記事:15分でBluetooth機器を開発? 数千ページの仕様書から解放するSIGのツール
Appleをプロモータメンバーに迎え、Bluetooth SIGの活動は今後ますます活発になると予想される。
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