Texas InstrumentsのシニアバイスプレジデントのSteve Anderson氏が来日し、成長が見込まれるIoT市場に重点を置く、同社アナログIC事業の戦略を語った。
3社合併しなければ、実現できないほどの製品ポートフォリオ――。
Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ/以下、TI)のシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのSteve Anderson氏がこのほど来日し、同社売上高の6割超を占めるアナログIC事業の今後の戦略を説明した。同事業を統括するAnderson氏は、圧倒的な品ぞろえを誇る製品群を生かし、スマートファクトリーなど世界的なIoT(モノのインターネット)化に焦点を当て、事業を拡大させていく方針を示した。
TIの2014年度売上高は130億米ドル。そのうち、アナログIC事業は81億米ドルを占めTIにとっての主力事業に相当する。80億米ドルを超える事業規模は、市場規模440億米ドル程度とみられる世界アナログIC市場でトップであり、2位を大きく引き離す。
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