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» 2015年10月22日 11時30分 公開

ダイエットの目的は…… 結局、ダイエット!?世界を「数字」で回してみよう(21) ダイエット(3/7 ページ)

[江端智一,EE Times Japan]

“『モテたい』から『こそ』ダイエットをする”ではない!?

 当初の私の予想である、「『モテたい』から『こそ』ダイエットをする」とは、言い切れないことが分かってきたのです。

 まずアンケートの結果から得られた、ダイエットの目的を示します。

ダイエットの目的に関する比率

 このアンケートでは、ダイエットの目的を「美容」と「健康」の2つの観点を、Yes/Noで答えていただいているため、このような結果になっていると考えられます。

 そこで、次に、インターネット上の投稿サイトを使って「あなたのダイエットの目的は何ですか?」と尋ねてみました。その結果は以下の通りです。

投稿サイトで調べた「ダイエットの目的」

 投稿サイトの回答は「外見」「衣服」「病気」の3つが主要を締めており、やはり、「モテたい」は登場してきません。

 それでも、まだ私は、「『モテたいからです』とは、生々しくて、掲示板には書きにくいかもしれないよなー」と考えていました。

 しかし、私の希望的観測に、最後のトドメを刺したのは、アンケートから得られた結果でした。

ダイエットと「モテたい」の関係

 詳しい解説は省きますが、この推論結果が示しているのは、こういうことです。

 ダイエットを健康目的で行っている人の方が、美容目的で行っている人より、25%以上も強く「モテたい」と思っている(健康目的のみ人のモテたい度89%、美容のみの人のモテたい度→64%)

 「江端が混乱していること」を、以下に簡単に図解します。

江端が混乱していること

 「モテたい」と考えている人が、ダイエットを実施中であることは、アンケート結果からも明らかです。

 しかし、美容ダイエットを目的としている人が、必ずしも「モテたい」と思っている訳ではないのです。

 つまり、

美容ダイエットを何のためにしているか? ⇒ ×モテたいため ○美容のため

ということです。

 『異性の目を気にするため』とか、『異性にチヤホヤされるため』とか、そのような理由を一切必要とすることなく、「美容ダイエット」の目的は、「美容のため」それ自体で閉じているのです。

今回のイメージ

 これは、例えるのであれば、「志望校に合格するために受験勉強をしている」のではなく、「受験勉強をするために、受験勉強をしている」ということと、同じことです。

 これは「ダイエット」と「異性へのアピール」の間に強いリンクがあると信じこんでいた私の予想を、完全に裏切るものでした。冒頭で、「招待講演で『正直に申し上げて、全く訳が分かりませんでした』と言って謝罪した」のが、まさに、このことだったのです。

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