研究チームは今回、面積が約1cm角のペロブスカイト太陽電池セルを試作し、変換効率を測定したところ16%が得られたという。信頼性も大幅に改善した。実用化の目安となる光強度1sunの太陽光で1000 時間の連続照射を行った場合でも、変換効率の低下は10%以内に抑えられることが分かった。
研究チームは、今回の成果を基に、更なる高性能材料の開発を続けていくとともに、ペロブスカイト太陽電池における各層間の界面を最適に制御することで、より高性能化を目指していく考えである。
高品質・低価格のモノシリコン育成に成功
長波長の太陽光を利用できる材料の製造法を開発
アナターゼ表面の原子や欠陥を特定、太陽電池のエネルギー変換効率向上へ
光が表面を散乱せずに伝わるフォトニック結晶を発見、シリコンで実現可能Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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