その1つがチップオンボードLED製品「SOLERIQ S 19」である。LED製品を評価する指標として、白昼の太陽光を「100」とする一般演色指数(CRI:Color Rendering Index)がある。同社は蛍光体材料を工夫することで、このCRIが「90」という製品などを用意している。「色温度や演色性が同じLED製品でも、使用する蛍光体によっては赤みを少し抑えたように、色味を変えることができる」(説明員)と話す。
もう1つがミドルパワーLED製品である。「DURIS S 2」は、パッケージサイズが2.0×1.6mmと小さい。指向角は150°と広く、均一な配光を実現した。一般的なLEDの指向角は120°である。「光が横に広がるため、複数のLEDを横に並べて実装するような照明用途でも、他の製品に比べてLEDの間隔を広げて実装することができる。その分、使用する点数が少なくて済み、BOMコストを低減することができる」(説明員)と語った。