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» 2016年02月18日 15時00分 公開

IoTに照準――好調ADIが掲げる成長戦略2015年度は売上高20%成長(2/3 ページ)

[竹本達哉,EE Times Japan]

注力5市場への取り組み強化継続

 成長に向けては、これまで同様、「産業/計測」「通信インフラ」「オートモーティブ(自動車)」「ヘルスケア」「ライフスタイル(民生機器)」という5つの注力市場への取り組みを柱にする。

ADIの注力分野 (クリックで拡大) 出典アナログ・デバイセズ

 最も売り上げ構成比の大きい産業/計測市場では、Hittite買収で「DCから110GHzまでを網羅する業界随一の広範囲ラインアップになった」(馬渡氏)というRF/マイクロ波製品群を、コンバーターIC、アンプなどリニアIC、センサーといった主力製品群に加え、1つの案件に対しより多くのデバイス採用を獲得する方向で成長を目指す。通信インフラについてもRF/マイクロ波製品群を前面に打ち出す。

2016年度注力市場別の戦略(左=産業・計測 / 右=通信インフラ) (クリックで拡大) 出典アナログ・デバイセズ

 国内外で堅調な伸びが続く、自動車向けでは、新たにADI独自の車載オーディオバス技術「A2B(Automotive Audio Bus)」関連のビジネス伸長に期待を寄せる。このほど、米Fordが同技術の採用を決定し「国内自動車メーカーでも全てのメーカーと話をしており、具体名は明かせないが、一部メーカーではA2Bの開発評価が始まっている」とした。

2016年度注力市場別の戦略(左=自動車 / 中央=ヘルスケア / 右=民生機器) (クリックで拡大) 出典アナログ・デバイセズ

 ヘルスケア分野では、高精度コンバーターなどを核に高いシェアを誇る画像/超音波診断装置向けを引き続き伸ばすほか、非侵襲生体モニタリング端末など予防医療用途向け機器をターゲットにした拡販を進める。

 ライフスタイルと呼ぶ民生機器向けビジネスは、国内の市場規模の縮小が続いてきたが「底打ち感が出てきた」とし引き続き、注力市場の1つに据える。ただ、デジタル一眼レフやハイレゾリューションオーディオなどハイエンド領域に焦点を絞り、独自性のあるDSP製品やクラスDアンプなどの展開に集中していく方針だ。

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