次に、今回、各種のデバイスをつないだ、それぞれのメイド(スレーブ)の配線図を示します。
“Rio”と“Yuko”はベッコフのスレーブなのですが、これらのスレーブは面白い構成になっていまして、イーサネットケーブルで接続しなくても、こんな風に2つ以上のスレーブを「電子ブロック」のようにスレーブを接続させることができるのです。
その「電子ブロック」に、イーサネットケーブルの口をもつ「カップラー」(EK1100)を取り付ければ、いろいろな機能をもつスレーブとして完成します。
“Rio”は、ベッコフのスレーブEL1859を使い、私の部屋に置いて、LEDを点滅させることで、侵入者の検知を知らせます。このLEDは、車載用のLED電球で、アマゾンで購入しました(4個で1100円)。ベッコフのスレーブはポートから十分は電力が取れますので、スレーブに直結すればLEDが明るく点灯します。
“Yuko”には、1階のリビングにある3つのセンサー(人感センサー、温度センサー、照度センサー)と、屋外にある人感センサーの4つのセンサーの状態を常に監視してもらいます。
私は、センサー用の回路を作るのが面倒だったので、センサーの出力電圧を、直接“Yuko”(ベッコフのEL3104)に突っ込んでしまいました。EL3104の入力電圧の範囲は、−10〜+10Vもあり、今回のセンサーの供給電圧(今回は5Vとした)よりは十分に大きいので、「ま、いいか」としました。
“Mao”は、パトランプを回転させます。回路図は、連載第6回を参照してください。GX-MD1611は、ポートから十分は電力が取れず、秋月のSSRが駆動しませんので、TD62003APなどでドライバを作って対応する必要があります(今回は、電池を使わずに、EtherCATに供給している電圧(24V)を、そのまま突っ込みました)。
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