SynopsysのCEOを務めるAart de Geus氏は、EE Timesによる短いインタビューの中で、半導体業界の年間売上高の年平均成長率(CAGR)が4.4%で、2015年と2016年の成長率は限りなくゼロに近いことを指摘し、「半導体業界は今、新たな設計手法が求められる困難な時代を迎えている。半導体の製造コストの上昇に対応するために半導体企業が合併すると、設計の開始時期が遅れたりEDAの販売が横ばい状態になったりすることは避けられない」と語った。
10nmプロセス以降に焦点、“微細化のその先”も
2016年6月に米国ハワイで開催される「2016 VLSI Symposia on VLSI Technology and Circuits」では、10nm以降のプロセス技術の研究成果も多数発表される予定だが、“微細化のその先”についても、これまで以上に活発な議論が行われるようだ。