一例だが、今回の理論に基づいて三角柱の多面体コードワードを表現すると「34443」になる。この数値表記は多面体の名前であるとともに、多面体の設計図でもあるという。左端と右端の数値「3」は最初と最後の面が三角形であることを示す。2番目から4番目の「4」は面が四角形であることを示す。
多面体コードワード「34443」の情報から三角柱を再現する場合は、各多角形の全ての辺に対して、時計回りに番号を割り振る。例えば、左側の三角形の1番目の辺は「辺11」、その右隣にある四角形の4番目の辺は「辺24」といった番号となる。これらの辺番号を他の辺番号の部分とくっつけていくことで、最終的に三角柱を再現することができるという。三角柱の多面体コードワードは、「34443」以外にも、「44343」と「43434」があるが、最も値の小さい34443を固有コードワードとすることで、任意の多面体に唯一の固有コードワードを割り当てることが可能になるという。
研究チームは、新たに生み出した理論を活用して、アモルファス材料の構造と機能の相関を解析し、アモルファス材料を合理的に設計する手法の開発などを行っていく計画である。
NECと産総研、AI開発加速させる連携研究室設立
蓄電池の充放電特性を改善する基礎技術を開発
ナノコイル状の新素材、光照射で効率よく発熱
有機ELの長寿命化に貢献する標準ガスバリアフィルムCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング