さて、前回、内閣府が発表している平成27年版の「自殺対策白書」から、各種の自殺の手段の中で、「飛び込み自殺」の人気度をグラフで示しました*)。
*)なお、自殺対策白書の中では「飛び込み自殺」と「飛び降り自殺」は区別されています。
2014年のデータでは、飛び込み自殺が、若い世代と女性に人気があるのは明確です。
これを実際の自殺者数として計算してみますと、以下のようになりました。
このグラフから、飛び込み自殺が、若い人や女性に多いことは、実際の人数でも明らかです。
この段階で、私は「飛び込み自殺」の特徴は、「若い」「女性」が多いことだろうと考えたのですが、念のために、さかのぼって10年間くらい調べてみたところ、全く異なる数字が見えてきたのです。
以下の図は、2014年から、3年間さかのぼった2011年の飛び込み自殺者数の世代比較です。
この段階で、既に「若い」「女性」の傾向が崩れてしまっています。
そして、ここから、2年さかのぼった結果が、これです。
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