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» 2016年06月29日 11時30分 公開

「江バ電」で人身事故をシミュレーションしてみた世界を「数字」で回してみよう(31) 人身事故(7/9 ページ)

[江端智一,EE Times Japan]

超ざっくりに計算して、被害は、どのくらいになるのか

 さて、次に、鉄道人身事故によって、どれくらいの被害が出るのかを、超ざっくり感で計算してみました。

 基本的には、「列車に乗客している人の数 × 遅延時間」を損害額の基礎としています。

 なお、以下の図で使われている単位「人・日」とは、人間を1日1人雇用するという意味で使われるお金の単位です。「人・月」は、1カ月雇用するお金の単位になります(これに職種単位の係数をかけ算すると、実際の金額になります)。

 仮に1人当たりの遅延時間(損害時間)は小さくとも、1編成の乗客(1520人)分全部に降りかかるとなると、そのトータルの損失時間はすごいことになります。

 しかも当然、人身事故の影響は、1編成の列車に止まりません。後続する列車にも影響を与えます。今回のシミュレーションでは、考慮していませんが、他社路線への接続などを考えると、事態はもっと複雑になり、そして、もっと悪い状況になるはずです。

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