HDMI Forumは、HDMI規格の最新版である「バージョン2.1(HDMI 2.1)」を発表した。8K/60Hzや4K/120Hzといった高い解像度と速いリフレッシュレートに対応する。
HDMI Forumは2017年1月、HDMI規格の最新版「バージョン2.1(HDMI 2.1)」を発表した。8K/60Hzや4K/120Hzといった高い解像度と速いリフレッシュレートに対応する。HDMI 2.1は、2017年第2四半期(4〜6月)初めにリリース予定である。
HDMI 2.1は、従来バージョンとの互換性を保ちながら、より高い解像度とリフレッシュレートに対応した。これによって、没入型映像や高速アクション映像が、より滑らかでシャープになるという。
新たにサポートした48Gケーブルは、HDRの8Kビデオ映像を含む非圧縮HDMI 2.1規格の機能をサポートすることができ、最大48Gビット/秒の帯域幅まで対応することが可能となる。このケーブルは、既存のHDMIコネクタータイプであるA/C/Dを活用しているため、従来バージョンとの後方互換性がある。
また、ダイナミックHDR(ハイダイナミックレンジ)やeARC(エンハンストオーディオリターンチャネル)、ゲームモードVRR(可変リフレッシュレート)などの機能を搭載している。ダイナミックHDRにより、動画のあらゆる瞬間で深度やディテール、明るさ、コントラスト、色域などを最適化することができるという。
eARCは、ホームシアター機器などの自動検出/認識を行い、高度なオーディオ信号の制御を可能とする機能である。ゲームモードVRR機能を用いると、固定された出力やフレームレートに拘束されることなく、レンダリングされる瞬間にビデオフレームを伝送し、ディスプレイに表示させることができる。インタラクションラグやフレームのスタッター、ティアリングなどを低減することが可能になる。
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