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オンセミ、日本で“パワーデバイスリーダー”目指すON Semiconductor日本法人 社長 滝口修氏(3/3 ページ)

» 2017年06月15日 11時30分 公開
[竹本達哉EE Times Japan]
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パワーデバイスリーダーへ

EETJ 日本市場の売上高拡大に向けては、高シェアのイメージセンサーに続いて、パワー/アナログ半導体でのシェア向上が不可欠です。ただ、パワー、ディスクリート分野では、日系メーカーとの競合が避けられません。

滝口氏 国内のパワーディスクリート市場は、これまで日系メーカーが高いシェアを誇ってきたのは事実で、過去は、外資系メーカーに対し門戸は開いていなかった。しかし、最近ではそうした事情は大きく変わってきている。

 顧客は半導体メーカーに対し長期供給面での懸念を抱くようになった。そして、リスクを軽減するために、従来は1社から調達していたディスクリート部品も、複数社から購入し、バックアップを用意するようになった。バックアップとしては、日系、外資系を問わず、長期供給が可能な、安定した経営状況のメーカーが求められている。いわば、顧客の門戸は開いた状態になったわけだ。そこで、オンデマンドではなく、能動的な営業を仕掛けることで、(シェア向上の)チャンスは大いにあると見ている。

 かなり性能の優れたパワーMOSFET、IGBT製品群の他、SiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)を使用した、いわゆる次世代パワーデバイスも手掛けており、技術的優位性はある。“イメージセンサーリーダー”とともに、“パワーデバイスリーダー”としての地位を日本で築きたいと考えている。

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