太陽誘電は、熱電素子と振動発電素子、キャパシターを組み合わせたIoTモジュールを展示。熱電素子はKELK、振動発電素子は小西安、キャパシターと無線モジュールを太陽誘電が提供し、ビフレステックがデバイスおよびソフトウェアの開発を担当した。
デモでは、運転中の空気ポンプの上にデバイスが設置され、ポンプの振動や熱によってデバイスを動作させ、ポンプの“運転状況見える化”を行った。熱電素子と発電素子によって発電された電力は、太陽誘電のポリアセンキャパシターに蓄電され、Bluetooth Low Energy(BLE)通信時に必要な電力をアシスト。これによって電池を不要とした。
想定する用途は、熱および振動を発生する機械の維持管理とする。展示したモックアップのサイズは61×41×47mmとなるが、さらなる小型化のメドは既に立っているとして、2018年中にはデバイスを市場投入する予定だという。
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