2つ目の新しい機能であるWeb Moduleは、データを監視する場所が測定装置から離れている場合に有効だとする。「計測データを遠隔地から見る」と言うのは簡単だが、それを実現するには、HTMLなど標準のWeb技術、データをやりとりするネットワーク通信、アプリケーションホスティングといったさまざまな専門知識が必要になる。
Web Moduleは、LabVIEW NXGのアドオンとして使用するもので、上記のような専門知識がなくても、リモート監視や操作のシステムを実現できる。具体的には、LabVIEW NXGのグラフィカルなUI(User Interface)に対応するような、HTMLやJavaScriptのコードが自動生成される。それをタブレットなどに実装することで、その端末からWebブラウザで測定結果などにアクセスできるようになる。Web ModuleにはWebサーバの機能も含まれているので、サーバを構築する必要はない。
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