HS3P技術は車載用、産業用、スマートカード用に実用化されている。車載用では、コード格納用のフラッシュメモリと、データ格納用のEEPROM(フラッシュメモリによってEEPROMの動作をエミュレーションしている)がある。
車載用マイコンに搭載したHS3Pフラッシュメモリでは、4Mバイトのコード格納用フラッシュメモリと、64Kバイトのデータ格納用EEPROMを内蔵した製品がある。動作温度範囲が−40℃〜+125℃と広い。
コード格納用フラッシュメモリのアクセス時間は30ナノ秒、プログラム速度は2Kビット/195マイクロ秒、書き換え可能回数は1000サイクルである。データ格納用EEPROMのアクセス時間は100ナノ秒、プログラム速度は64ビット/65マイクロ秒、書き換え可能回数は50万サイクルである。
(次回に続く)
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