組み込み用小型TOFカメラモジュール、TEDが発売:開発時間の短縮と低コストを可能に
東京エレクトロン デバイス(TED)は、ロボットや車載、物流、セキュリティといったシステムの3次元計測用途に向けて、組み込み用小型TOF(Time of Flight)カメラモジュールを発売した。
TOFカメラモジュールの外観
東京エレクトロン デバイス(TED)は2018年9月、組み込み用小型TOF(Time of Flight)カメラモジュールを発売すると発表した。ロボットや車載、物流、セキュリティといったシステムの3次元計測用途に向ける。
開発したTOFカメラモジュールは、外形寸法が50×40×35mmと小さく、解像度が640×480画素のTOFセンサーや、波長940nmの近赤外線レーザーなどを集積している。フレームレートは毎秒30フレーム、画角は90°×70°、測定可能な距離は0.3〜5.0mである。電源電圧はDC12Vで、動作温度範囲は0〜50℃に対応。インタフェースはUSB 3.0をサポートしている。
ユーザーは、TOFカメラモジュールの画角やインタフェースなどをカスタマイズすることで、システムに適した3次元計測システムの開発期間を短縮でき、コスト削減も可能になるという。
TEDはこうしたカスタマイズ対応に加え、測定した距離データを活用するためのソフトウェア開発、クラウド環境と連動したIoT(モノのインターネット)システムの構築などもサポートできる体制を整えている。
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