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Intelの創業9年目(1976年):景気回復を追い風に収入と利益は過去最高を更新福田昭のデバイス通信(183) Intelの「始まり」を振り返る(16)(2/2 ページ)

» 2019年03月20日 10時30分 公開
[福田昭EE Times Japan]
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過去5年で収入は24倍、従業員数は16倍に増加

 過去5年の総収入と従業員数の推移を見ておこう。1971年に総収入は943万1921米ドル、従業員数は460人だった。これが1976年には総収入が2億2597万9000米ドル、従業員数が7347人へと増加した。5年間で総収入は24倍、従業員数は16倍に増えたことになる。Intelという会社の規模が、恐ろしいほどの勢いで成長していることがうかがえる。

総収入と従業員数、従業員当たりの収入の推移(1971年〜1976年)。Intelの年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成(クリックで拡大)

四半期の収入と利益は全て前期を超えて右肩上がりを達成

 Intelは1974年の年次報告書から、四半期ごとの業績を掲載するようになった。1976年の第1四半期から第4四半期までの収入と純利益を振り返ると、全ての四半期で収入と純利益が前の四半期を超えている。全ての四半期で、四半期としての収入と純利益が過去最高を更新し続けた。文字通り、「右肩上がり」の成長を達成したことになる。

1974年〜1976年の四半期業績の推移。1974年〜1976年の年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成(クリックで拡大)

次回に続く

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