匂いが定量化できると、どんなことができるようになるのでしょう。
この記事は、2019年10月24日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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先週2019年10月18日、展示会「CEATEC 2019」が4日間の会期を終えて、閉幕しました。
今回のCEATEC 2019の来場者数は、約14万5000人。主催者が目標としていた16万人には届かず、前回実績(約15万6000人)も下回り、やや寂しい結果になりました。
このところのCEATECは、かつての家電ショーから、新たな展示会へと移行を図っている、いわば過渡期にあります。ただ、現状のCEATECは、ひと言でどんな展示会かを言い表すことが難しく、また“今年は○○が見どころ”と言い切れるような大きな目玉も少なく、分かりにくさがあります。今回の来場者数が低調だったことはその点が影響しているように思えます。
ただ、CEATECに見どころがないわけでは決してありません。今回も、少し先の未来を見据えた技術、サービスの提案が相次ぎ、そうした未来の技術、サービスの可能性を探る場となっていたように感じました。
個人的には、匂いセンサーに“未来感”や“可能性”を感じることができました。
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