PXIモジュールなどの世界的メーカーであるPickering Interfaceは2019年10月31日、記者説明会を実施し、日本市場でのビジネス戦略や最新製品について説明した。同社のCEO、Keeth Moore氏は、日本市場においてPXIやLXIのイーサネットは「まだ非常に若い段階にある」と説明し、「スイッチングやシミュレーション分野で日本企業の『ファーストチョイス』になっていきたい」とその展望を語った。
PXIモジュールなどの世界的メーカーである英Pickering Interfaceは2019年10月31日、記者説明会を実施し日本市場でのビジネス戦略や最新製品について説明した。同社のCEO(最高経営責任者)、Keith Moore氏は、日本市場においてPXIやLXIのイーサネットは「まだ非常に若い段階にある」と説明し、「スイッチングやシミュレーション分野で日本企業の『ファーストチョイス』になっていきたい」とその展望を語った。
Pickering Interfaceは、1988年にスイッチングシステムメーカーとして英国で創業。1998年からはPXIモジュールの開発、販売も始めるなど事業を拡大。PXI SystemsアライアンスやLXIコンソーシアムのスポンサーレベルのメンバーになっている。現在は1600種強のPXIモジュール、290種強のLXI製品など幅広い製品群を、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体といった各業界に提供している。
具体的には、最大6GHzのRFスイッチングや最大65GHzのマイクロ波、最大1kVの高電圧、最大40A高電流といった『業界で最も広範な』(同社)プラットフォーム非依存型スイッチングソリューションのほか、各種センサーシミュレーションおよび計装、広範囲なインタフェースとラッキングオプション、コンパクトで軽量なモジュールシャシーなどがある。
同社は英国とチェコの2カ所に製造拠点を置き、全てのスイッチング、ケーブリングの設計、製造を自社で行っているほか、アプリケーションソフトウェアやソフトウェアドライバなども自社で開発。垂直統合スタイルによって30年間の長期サポートの包括的な製品管理や容易なカスタム化を可能にしているという。Moore氏は、「1980年代に設計された製品も今なお販売とサポートを行っている。生産中止する製品は極めてまれだ」と語った。
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