図6はそのGoogleが買収を発表したウェアラブル機器メーカーFitbitの最新製品「Fitbit Versa2」の分解の様子である。Amazonの音声認識サービス「Alexa」に対応し、心拍情報から高度な情報も扱える製品だ。内部には東芝のコントローラがメインで採用されている! このような製品で日本製半導体がメインで採用される事例は少ない中、世界的なメーカーの1つであるFitbit(Google)の中央に日本製があることは素晴らしいことだ。今後も期待したい!!
2019年の話題の製品を内部から見て、ほんの一部を掲載した。弊社では年間300製品以上の分解を行っているので、上記以外にも報告したいことは多い。
2019年もさまざまな新製品、新コンセプトが生まれた。いくつかは2020年以降にさらに発展していくだろう。
2019年を起点とするものもその中にはあるだろうと思われる。継続して今後ともに分解やチップ開封を通しての観察、考察に力点を置いていく。
ルネサス エレクトロニクスや米国のスタートアップなど半導体メーカーにて2015年まで30年間にわたって半導体開発やマーケット活動に従事した。さまざまな応用の中で求められる半導体について、豊富な知見と経験を持っている。現在は、半導体、基板および、それらを搭載する電気製品、工業製品、装置類などの調査・解析、修復・再生などを手掛けるテカナリエの代表取締役兼上席アナリスト。テカナリエは設計コンサルタントや人材育成なども行っている。
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