通信業界では、既に5G(第5世代移動通信)の次、「6G」あるいは「Beyond 5G」の研究開発が始まっている。その中で鍵となるのがテラヘルツ波の使用だ。ソフトバンクが2021年7月に開催したオンラインイベント「ギジュツノチカラ Beyond 5G/6G」の講演内容を基に、テラヘルツ波の概要を紹介する。
この記事は、2021年9月15日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版9月号」に掲載している記事を転載したものです。
※記事を最後まで読むには、EE Times Japan読者登録(無料)が必要です。
5G(第5世代移動通信)の普及が進み、対応端末が続々と市場に投入される中、通信業界では既に2018年ごろから6G(第6世代移動通信)に向けた取り組みや研究開発が進んでいる。
「Beyond 5G」「ポスト5G」とも呼ばれる6Gは、5Gの特長でもある「超高速/大容量」「超低遅延」「超多数同時接続」をさらに進化させ、「超低消費電力」「自律性」「拡張性」「超安全/信頼性」を付け加えたものと、おおむね定義されている。総務省の資料によれば、後者の5つは、“持続可能で新たな価値の創造に資する機能の付加”だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.