ミネベアミツミは2021年7月5日、新たな半導体設計開発拠点を群馬県太田市と岐阜市の2カ所に設置すると発表した。両拠点ともに2021年8月1日から業務を開始する。
ミネベアミツミは2021年7月5日、新たな半導体設計開発拠点を群馬県太田市と岐阜市の2カ所に設置すると発表した。両拠点ともに2021年8月1日から業務を開始する。
同社は、アナログ半導体事業をコア事業の1つとして位置付け、事業規模拡大に向けて体制の強化を継続的に実施している。今回の設計開発拠点の新設もその一環。アナログ半導体製品の開発能力強化に加え、ロジック/CPU制御技術とアナログ技術を融合したインテリジェントなモータードライバーICの開発強化を目的に新設する。
同社グループの国内半導体設計開発拠点は、従来のミツミ電機厚木事業所(神奈川県厚木市)、ミツミ電機千歳事業所(北海道千歳市)、エイブリック高塚事業所(千葉県松戸市)に加え、両拠点の新設により計5拠点になる。2拠点の新設に伴い、合わせて約60人の半導体技術開発要員を採用するとしている。
新設する半導体設計開発拠点の概要は次の通り。
名称 | 半導体開発センター 群馬事務所 |
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所在地 | 群馬県太田市飯田町1053 グランディ太田ビル(予定) |
業務開始日 | 2021年8月1日 |
主な業務内容 | モータードライバーICを中心としたアナログ半導体及びミックスドシグナル半導体(CPUコア搭載)の設計/開発 |
名称 | 半導体開発センター 岐阜事務所 |
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所在地 | 岐阜県岐阜市橋本町2-20 濃飛ビル(予定) |
業務開始日 | 2021年8月1日 |
主な業務内容 | モータードライバーICを中心としたミックスドシグナル半導体(CPUコア搭載)の設計/開発 |
なお、ミネベアミツミは2021年6月30日に、オムロンのMEMS開発機能および8インチウエハー対応半導体前工程工場(滋賀県野洲市)を同年10月1日付で譲受することでオムロンと契約を締結したと発表している(関連記事:ミネベアミツミ、オムロン8インチ半導体工場/MEMS開発機能を取得へ)
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