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NTCJ、自動車向けバッテリー監視用ICを発売ASIL-D対応のBMS開発を容易に

ヌヴォトン テクノロジー ジャパン(NTCJ)は、冗長測定システムと通信機能を強化した自動車向けバッテリー監視用ICの新シリーズを発表。車載機能安全規格「ISO 26262」で定義されたASIL-D対応のバッテリーマネジメントシステム(BMS)を容易に設計、開発することが可能になる。

» 2021年12月09日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

冗長測定システムと通信機能を強化、電圧測定誤差は1.5mV

 ヌヴォトン テクノロジー ジャパン(NTCJ)は、冗長測定システムと通信機能を強化した自動車向けバッテリー監視用ICの新シリーズを発表、2021年12月から量産を始めた。車載機能安全規格「ISO 26262」で定義されたASIL-D対応のバッテリーマネジメントシステム(BMS)を容易に設計、開発することが可能になる。

 新製品は、「KA84933UA」「KA84923UA」「KA84939UA」の3品種。独自開発のSOI(Silicon On Insulator)プロセスを用い、素子や機能ブロックを電気的に分離し、電池セルの測定端子を2系統に分けるなどして、測定システムの冗長性を高めた。

 これにより、電池セルの異常や電池測定システムの故障を幅広く検出することが可能となった。また、双方向デイジー通信機能により、冗長性を一段と高めた通信トポロジーを構成、ロバスト性の高い通信を可能とした。

 さらに、精度が高いレファレンス回路を実装した。出荷検査時に温度変動特性を調整することで、電圧測定誤差1.5mVを可能にした。微小な電圧精度のズレを補正する回路技術も適用し、広い電圧範囲と温度範囲で、高い測定精度を実現している。

 新製品は1個のICで、直列接続された最大20個の電池セルを測定することができる。このため、高出力バッテリーシステムでも、少ない部品点数でBMSを構成することが可能となった。最大定格電圧は130V、パッケージは外形寸法が14×14mmの80端子QFPで供給する。

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