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» 2022年01月14日 13時30分 公開

低消費電流のコイル一体型DC-DCコンバーター低消費化が進むMCUやSoCに対応

トレックス・セミコンダクターは、コイル一体型降圧DC-DCコンバーター製品「micro DC/DC」として、消費電流が200nA(出力電圧1.8V時)と極めて少ない「XCL232シリーズ」を新たに開発、販売を始めた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

低消費電流回路とPFM制御方式を採用

 トレックス・セミコンダクターは2022年1月、コイル一体型降圧DC-DCコンバーター製品「micro DC/DC」として、消費電流が200nA(出力電圧1.8V時)と極めて少ない「XCL232シリーズ」を新たに開発、販売を始めた。低い電圧や消費電流が求められるMCUやSoCなどの用途に向ける。

 XCL232シリーズは、消費電流が極めて少ない回路と、軽負荷時に効率を大幅に改善できるPFM(パルス周波数変調)制御方式を採用した。これにより、出力電流が数マイクロアンペアから10マイクロアンペア時の効率を、従来のDC-DCコンバーターに比べ70%以上も改善したという。制御ICとコイルを一体化したことで小型化も実現、外部に小型のセラミックコンデンサー2個を追加するだけで電源回路を構成することができる。

 XCL232シリーズは、動作電圧が1.8〜6.0V、出力電圧範囲は内部設定により0.5〜1.9V(0.05Vステップ)および2.0〜3.6V(0.1Vステップ)を選択することができる。出力電流は最大150mA、効率は86%(入力電圧3.6V、出力電圧1.8V、出力電流10mA時)である。動作周囲温度範囲は−40〜85℃。

左はXCL232を実装した基板、右はXCL232の外観 出所:トレックス

 UVLO(低電圧誤動作防止)機能により、入力電圧がUVLO検出電圧以下では、内部のpチャネルドライバーFETとnチャネルドライバーFETを「オフ」にする。なお、CLディスチャージ機能を備えたDタイプは、スタンバイ時に出力電圧−GND間の内部スイッチを「オン」にすることで、内部抵抗を介してCLの電荷を放出する。この機能により、出力電圧を高速にGNDレベルまで戻すことができる。

 XCL232シリーズは、外形寸法が2.0×2.5×1.04mmのCL-2025-03で供給する。サンプル価格(税別)は280円。

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