このほか、ブースでは同社が2022年6月16日に発表した産業/IoTエッジ機器向けマイコン「MCX」のデモも展示していた。MCXは、Arm Cortex-Mコアをベースに最大4Mバイトのフラッシュメモリ、低消費電力のキャッシュメモリ、最大1MバイトのSRAMなどを内蔵する製品であり、「現行品のKinetisシリーズとLPCシリーズのそれぞれ良い所を取り入れ新しいMCUポートフォリオに統合した」(説明担当者)ものだ。
MCXは、独自開発の機械学習エンジン(NPU)を搭載する高性能な「Nシリーズ」や、アナログ機能が豊富な「Aシリーズ」、Bluetooth LE(Low Energy)無線通信をサポートする「Wシリーズ」、超低消費電力の「Lシリーズ」の4シリーズで構成。WシリーズとNシリーズの製品登場が2022年第4四半期、AシリーズとLシリーズは2023年以降になる予定だ。今回の展示では、このうちWシリーズを用いたデモを紹介していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.