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複数機能の統合を実現する車載リアルタイムプロセッサembedded world 2022(2/2 ページ)

» 2022年07月05日 13時30分 公開
[永山準EE Times Japan]
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最新の産業/IoTエッジ機器向けマイコンも

 このほか、ブースでは同社が2022年6月16日に発表した産業/IoTエッジ機器向けマイコン「MCX」のデモも展示していた。MCXは、Arm Cortex-Mコアをベースに最大4Mバイトのフラッシュメモリ、低消費電力のキャッシュメモリ、最大1MバイトのSRAMなどを内蔵する製品であり、「現行品のKinetisシリーズとLPCシリーズのそれぞれ良い所を取り入れ新しいMCUポートフォリオに統合した」(説明担当者)ものだ。

 MCXは、独自開発の機械学習エンジン(NPU)を搭載する高性能な「Nシリーズ」や、アナログ機能が豊富な「Aシリーズ」、Bluetooth LE(Low Energy)無線通信をサポートする「Wシリーズ」、超低消費電力の「Lシリーズ」の4シリーズで構成。WシリーズとNシリーズの製品登場が2022年第4四半期、AシリーズとLシリーズは2023年以降になる予定だ。今回の展示では、このうちWシリーズを用いたデモを紹介していた。

左=デモの全容。Wシリーズ搭載のボードがBLEでスマートフォン(奥)と通信し、信号強度を表示するデモの他、既存のBluetooth MCUを用いたアセットトラッカーやスマートアクセスパネルのデモを展示していた/右=Wシリーズを搭載したボード[クリックで拡大]
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