パナソニック、北米で車載電池の新工場建設へ:2024年度中の量産開始
パナソニック エナジーは、2022年10月31日、米国カンザス州に車載用円筒形リチウムイオン電池の新工場を建設することを正式に決定したと発表した。2022年11月から建設を開始し、2024年度中の生産開始を予定している。
パナソニック エナジーは、2022年10月31日、米国カンザス州に車載用円筒形リチウムイオン電池の新工場を建設することを正式に決定したと発表した。2022年11月から建設を開始し、2024年度中の生産開始を予定している。
新工場は、ネバダ州に続く同社の米国における車載電池の第2工場となる予定で、世界的に加速する電気自動車(EV)シフトに伴う車載電池への需要増加に対応する狙いだ。新工場では、足元で顧客からの需要が高い、既存の車載用円筒形リチウムイオン電池「2170」の生産体制を強化する。2024年度中の量産を目指し、初期の生産能力は30GWh程度を想定している。
建設地イメージ 出所:パナソニック エナジー
同社はリリースで「今後も継続して北米における車載用円筒形リチウムイオン電池のラインアップ強化と生産能力の拡大を目指す」とコメントしている。
- 富士フイルム、次世代電池の開発企業に追加投資
富士フイルムは、準固体リチウムイオン電池の研究、開発を行う米国「24M Technologies」に、2000万米ドルを追加出資するとともに、次世代電池といわれる準固体リチウムイオン電池の製造と販売に関するライセンス契約を結んだ。
- 人と協働してピッキングの効率化を図るロボット
ラピュタロボティクスは「第15回 国際物流総合展」(2022年9月13〜16日、東京ビッグサイト)で、倉庫のピッキング作業を効率化するピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」のデモと、新製品の「ラピュタPA-AMR XL」を披露した。
- OEG、全固体電池の信頼性評価サービスを開始
OKIエンジニアリング(OEG)は、2022年9月13日から「全固体電池信頼性評価サービス」を始めた。全固体電池の「構造調査」から「基板実装時の耐性や製品組み立て時における耐応力性の評価」「不具合原因の特定」まで行う。
- 搭載用途が増える2セルリチウムイオン電池向け保護IC
日清紡マイクロデバイスは2022年8月31日、さまざまな機器で搭載機会が増えている2セルリチウムイオン電池向けの保護IC「NB7200シリーズ」を発売した。「業界トップクラス」(同社)という高精度な過充電/過放電検出電圧モニターを備えるなどの特長を持つ。サンプル価格は1000個購入時参考価格として110円(税込)になっている。
- 使用済み電池からリチウムを回収する分離膜を開発
東レは2022年8月、使用済みリチウムイオン電池からリチウムを回収できるナノろ過(NF)膜を開発したと発表した。既に現役を用いた回収評価を開始し、早期実用化を目指すとしている。
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