アルプスアルパイン仙台開発センターにR&D新棟完成:エネルギーを77%も節減
アルプスアルパインは、宮城県大崎市の仙台開発センター(古川)内に建設していた「R&D新棟(3号館)」が完成し、2023年4月17日に竣工式を行った。「働き方改革」や「D&I(多様性)への配慮」「再生可能エネルギーの活用」などに対応した施設となっている。
アルプスアルパインは、宮城県大崎市の仙台開発センター(古川)内に建設していた「R&D新棟(3号館)」が完成し、2023年4月17日に竣工(しゅんこう)式を実施したと発表した。「働き方改革」や「D&I(多様性)への配慮」「再生可能エネルギー活用」などに対応した施設となっている。
R&D新棟は、「緑豊かな古川の地で、世界中の知と技術融合し触発するイノベーションコア」をコンセプトに建設した。社内外の人財交流を促進させる施設デザインや最先端の設備を導入することで、新たな価値の創造を行う。
例えば、働く時間や場所を自ら選択できる「アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)」を導入、国や事業分野を横断したエンジニア同士の知的交流などを通じて、技術革新に取り組む。また、再生可能エネルギーを活用した設備導入などにより、77%のエネルギー節減を実現した。
R&D新棟は、地上4階建てで、建屋面積は約7221m2、延べ床面積は約2万3683m2である。
R&D新棟の外観 出所:アルプスアルパイン
- アルプスアルパイン、磁気角度検知センサーを開発
アルプスアルパインは、車載モーターに向けた高精度で高出力の「磁気角度検知センサー」2製品を開発、量産を始めた。
- アルプスアルパイン、高薬品耐性の圧力センサー
アルプスアルパインは、ガスに含まれる有機成分に対し、高い薬品耐性を備えた防水圧力センサー「HSPPAD143C」の量産を始めた。ガスメーター分野で新たに事業拡大を狙う。
- アルプスアルパイン、ローカル5G用評価キット提供
アルプスアルパインは、ローカル5G(第5世代移動通信)に向けた「5G通信デバイス評価キット」の提供を、2022年5月下旬より始める。自社が保有するセンサー技術との融合も含め、建設機械や農業機械、スマート工場などに対し、安定した5Gソリューションを提供していく。
- クアルコムとアルプスアルパインが車載用で協業
Qualcomm Technologies(クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパインは、次世代の車室内空間を想定した「デジタルキャビン」の実用化に向け、協業していくことを発表した。
- 絶縁型DC-DCコンバーター回路技術を開発
アルプスアルパインは、絶縁型DC-DCコンバーター回路技術「TriMagic Converter」を開発した。磁性体部品に独自の磁性材料「リカロイ」を採用することで、動作周波数を上げずに高い変換効率と小型化を可能にした。
- アルプスアルパイン、IDECと合弁会社設立
アルプスアルパインとIDECは2021年7月30日、FA(ファクトリーオートメーション)、産業機械向け新製品の開発およびソリューション型ビジネスモデル確立を目的に合弁会社「IDEC ALPS Technologies」を設立する、と発表した。2021年9月1日に設立予定で、2022年後半に第1弾製品を市場投入していくという。
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