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アルプスアルパイン、磁気角度検知センサーを開発車載用モーター向けに2製品を追加

アルプスアルパインは、車載モーターに向けた高精度で高出力の「磁気角度検知センサー」2製品を開発、量産を始めた。

» 2022年09月27日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

デュアルダイ製品は、1個だけで完全冗長設計に対応

 アルプスアルパインは2022年9月、車載モーターに向けた高精度で高出力の「磁気角度検知センサー」2製品を開発、量産を始めた。

 新製品は、デュアルダイ品の「HGARPS001A」とシングルダイ品の「HGARPS011A」である。アンプを内蔵し小型形状ながらシングルエンドで3Vppという高い出力を実現した。特にHGARPS001Aは、製品1個だけで2系統の信号出力を得ることができ、完全冗長設計に対応することが可能だという。パッケージは、HGARPS001Aが外形寸法5.0×6.4×1.1mmのTSSOP16で、HGARPS011Aが3.0×4.9×1.1mmのTSSOP8で、それぞれ供給する。

 いずれの製品も動作温度範囲は−40〜150℃に対応。動作磁場範囲は独自の薄膜技術を活用することで10〜120mTという強磁場耐性を実現した。電源電圧範囲は3.0〜5.5Vである。車載向け電子部品の信頼性試験規格「AEC-Q100」にも準拠している。

左がHGARPS001A、右がHGARPS011Aの外観 出所:アルプスアルパイン

 HGARPS011Aは2022年5月から、新潟の長岡工場において月産3万個規模で量産を始めた。同じくHGARPS001Aは2024年4月から、月産1万個規模で生産する計画。

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