アルプスアルパインは、車載モーターに向けた高精度で高出力の「磁気角度検知センサー」2製品を開発、量産を始めた。
アルプスアルパインは2022年9月、車載モーターに向けた高精度で高出力の「磁気角度検知センサー」2製品を開発、量産を始めた。
新製品は、デュアルダイ品の「HGARPS001A」とシングルダイ品の「HGARPS011A」である。アンプを内蔵し小型形状ながらシングルエンドで3Vppという高い出力を実現した。特にHGARPS001Aは、製品1個だけで2系統の信号出力を得ることができ、完全冗長設計に対応することが可能だという。パッケージは、HGARPS001Aが外形寸法5.0×6.4×1.1mmのTSSOP16で、HGARPS011Aが3.0×4.9×1.1mmのTSSOP8で、それぞれ供給する。
いずれの製品も動作温度範囲は−40〜150℃に対応。動作磁場範囲は独自の薄膜技術を活用することで10〜120mTという強磁場耐性を実現した。電源電圧範囲は3.0〜5.5Vである。車載向け電子部品の信頼性試験規格「AEC-Q100」にも準拠している。
HGARPS011Aは2022年5月から、新潟の長岡工場において月産3万個規模で量産を始めた。同じくHGARPS001Aは2024年4月から、月産1万個規模で生産する計画。
アルプスアルパイン、高薬品耐性の圧力センサー
クアルコムとアルプスアルパインが車載用で協業
絶縁型DC-DCコンバーター回路技術を開発
アルプスアルパイン、IDECと合弁会社設立
CO2や温湿度を検出、空気環境センサーモジュール
アルプスアルパイン、仙台にソフト開発拠点を開所Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング