ルネサスは高崎工場(群馬県高崎市)にSiCパワー半導体の生産ラインを新設し、2025年に量産を開始する予定だ。今回の長期供給契約によって、Wolfspeedは同年から10年間にわたり、ルネサスに150mmのSiCウエハー(ベア/エピタキシャル)を本格供給することになる。さらに、Wolfspeedが米国ノースカロライナ州で建設中の、主に200mmウエハーを製造する新素材工場「John Palmour Manufacturing Center for Silicon Carbide」(以下、JP工場)の本格稼働後は、200mmのSiCウエハー供給も予定しているという。
ルネサスとニデックが次世代E-Axleで協業へ
ルネサス エレクトロニクスとニデックは、EV(電気自動車)向けのE-Axleの半導体ソリューションでの協業に合意した。ニデックのモーター技術とルネサスの半導体技術を掛け合わせ、業界最高水準となる次世代E-Axleの実現に向け、PoC(概念実証:Proof of Concept)の共同開発を目指す。
成長の核はSiC、生産能力5倍に 三菱電機のパワー半導体
三菱電機は2023年5月、オンラインで経営戦略説明会「IR Day 2023」を開催。半導体・デバイス事業本部長の竹見政義氏が、SiCパワーデバイスに関する取り組みを含めた同事業の成長戦略を語った。
加速する工場投資〜各企業の新設/増設動向【パワー半導体編】
2022年は、半導体工場への投資が相次いだ。EE Times Japanで取り上げた約60本の記事の中から、「パワー半導体編」「メモリ編」「ロジック編」の3本をブックレットとしてお届けする。本稿は、第1弾となる「パワー半導体編」である。