厳密に管理することなく 設計データを共有することで引き起こされる危険性とは別に、正規の受領者とのデータ共有にまつわる不安や誤解から生じるもう一つの問題がある。そうした不安や誤解によって、MacroFabのような委託製造業者の仕事の見積もりや、設計関連のプロセスが遅れてしまうことだ。
ドイツSiemens の製造/運用/管理ソリューションポートフォリオ「Opcenter」のコアビジネスディレクターを務めるOren Manor氏は、「Gerberのような恐らく50〜60年前のフォーマットを使用している人もいる。そうすることで、データを保護していると感じられるからだ。だが、これは完全な誤解だ」と述べている。
プリント基板の標準規格になっているGerberフォーマットは、2014年に同フォーマットの開発者であるUcamcoによって廃止されたが、同社のウェブサイトによると、拡張Gerberはまだ有効だという。
【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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