TSMCは2023年12月19日(台湾時間)、TSMC会長のMark Liu氏が2024年6月の取締役会後に退任すると発表した。後任は現CEO(最高経営責任者)のC. C. Wei氏になる見通し。
TSMCは2023年12月19日(台湾時間)、TSMC会長のMark Liu氏が2024年6月の次期取締役会後に退任すると発表した。現CEO(最高経営責任者)のC.C. Wei氏が次期会長に就任する見通し。
TSMCは、「在任中、Liu氏は、TSMCの使命に対するコミットメントを再確認し、特にテクノロジーリーダーシップ、デジタルエクセレンス、グローバルフットプリントにおけるコーポレートガバナンスと競争力の強化に注力してきた」などと述べている。
Mark Liu氏は1993年、TSMCにエンジニアリング担当副部長として入社。先端技術事業担当上級バイスプレジデントやオペレーション担当上級バイスプレジデントなどの要職を歴任し、2012〜2013年には共同COO(最高執行責任者)に就任。その後、2013〜2018年まではTSMCの社長兼CEOを務め、TSMCの最先端技術開発を指揮した。2018年6月、創業者であるMorris Chang氏の退任を受け、会長に就任した。
Liu氏は、TSMC初の12インチ工場の設立や、TSMCのGIGAFAB事業の立ち上げも担当。また、TSMCと合併する前のWorldwide Semiconductor Manufacturingの社長も務めていた。
Liu氏は、「TSMCでの過去30年間は、私にとって特別な旅だった。今日のグローバルリーダーを築いた優秀なチームに心から感謝する。世界的に有名な企業で、伝説的な創業者であるChang氏の後を継ぎ会長を務められたことは光栄だった」などとコメントしている。
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