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レゾナック24年上期は増収増益、後工程材料がけん引通期予想を上方修正(1/2 ページ)

レゾナック・ホールディングスの2024年12月期上期(2024年1〜6月)決算は、売上高が前年同期比8.5%増の6685億円。営業利益が同411億円増の280億円、純利益が同583億円増の384億円と増収増益だった。主に、AI(人工知能)関連向けの半導体後工程材料が好調だった。

» 2024年08月09日 13時30分 公開
[半田翔希EE Times Japan]

 レゾナック・ホールディングス(以下、レゾナック)は2024年8月8日、2024年12月期上期(2024年1〜6月)の決算を発表した。売上高は、半導体・電子材料セグメントの成長が著しく、前年同期比8.5%増の6685億円。営業利益は、営業利益が同411億円増の280億円。純利益は、純利益が同583億円増の384億円と増収増益だった。

2024年12月期上半期の業績 2024年12月期上半期の業績[クリックで拡大] 出所:レゾナック

 レゾナック CFO(最高財務責任者)の染宮秀樹氏は、増収増益の理由について「最も成長したのが半導体後工程材料分野だ。中でも、AI(人工知能)関連の需要が非常に好調だった。また、HDメディアにおいて、前年に実施した構造改革による固定費削減や、データセンター向けの需要が想定以上に増加したことが増益の要因だ」と説明した。

半導体・電子材料セグメントが大きく成長

 セグメント別では、半導体・電子材料セグメントの売上高は、前年同期からの緩やかな需要回復により販売数量が増加し、前年同期比37%増の2096億円。営業利益は同347億円増の216億円となった。セグメント内の分野別でみると、半導体後工程材料分野においては、半導体市況の回復により全ての主要製品で販売数量が増加し増収。また、デバイスソリューション分野では、HDメディアがデータセンター向け需要の増加により大幅増収となった。SiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウエハー分野については、「想定より緩やかなものの、引き続き成長している」(染宮氏)と説明した。

2024年12月期上半期の半導体・電子材料セグメントの業績 2024年12月期上半期の半導体・電子材料セグメントの業績[クリックで拡大] 出所:レゾナック
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