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Micronの四半期業績、前四半期比は減収も営業利益率は20%超を維持福田昭のストレージ通信(275)(1/2 ページ)

Micron Technologyの2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の四半期業績を紹介する。前年同期比で売上高は38%増、営業利益は9倍超になった。

» 2025年03月27日 15時00分 公開
[福田昭EE Times Japan]

前年同期比では38%増の売上高と9倍超の営業利益に

 半導体メモリの大手メーカーであるMicron Technology(以下、Micron)は2025年3月20日(米国時間)に、2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の四半期業績を発表した。Micronの会計年度は9月を期初、8月を期末としている。標準的な会計年度の四半期と比べ、期末月が1カ月早い。このため、半導体メモリ大手の業績を予測する先行指標としての意味合いを有する。

 2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の売上高は前四半期比(前期比)7.5%減、前年同期比38.3%増の80億5300万米ドルである。前期まで7四半期連続で前の四半期を上回ってきたものの、8四半期連続とはならなかった。売上高は過去5番目に高い水準にある。

 2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の営業利益はNon-GAAPベースで前四半期比16.2%減、前年同期比では9.84倍の20億700万米ドルである。GAAPベースでは前四半期比18.4%減、前年同期比で9.28倍の17億7300万米ドルとなった。

2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の四半期業績概要[クリックで拡大] 出所:Micron Technology(2025年3月20日に公表された連結決算概要のプレスリリースから)

 2025会計年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月期)の売上高営業利益率はNon-GAAPベースが24.9%、GAAPベースが22.0%で前四半期よりは低いものの、依然として高い水準にある。なお前四半期(前期)の売上高営業利益率はNon-GAAPベースが27.5%、GAAPベースが25.0%だった。

四半期業績(GAAPベース)の推移(売上高と営業損益、売上高営業利益率)[クリックで拡大] 出所:Micron Technologyの公表値を筆者がまとめたもの
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