イトーキは2025年9月、グループ会社のダルトンが100%子会社の「ADテクノロジーズ」を新たに設立し、新会社を通じてアスカテクノロジーが手掛ける半導体製造装置事業を譲り受けたと発表した。
イトーキは2025年9月、グループ会社のダルトンが100%子会社の「ADテクノロジーズ」を新たに設立し、新会社を通じてアスカテクノロジーが手掛ける半導体製造装置事業を譲り受けたと発表した。
ダルトンは1990年から半導体製造装置事業を展開してきた。現在はレジスト剥離・有機洗浄装置やエッチング装置など、前工程を中心に量産ライン用から研究開発向けの少量生産用まで、幅広い製造装置を提供している。アスカテクノロジーも同様に、全自動洗浄装置や全自動レジスト剥離装置、各種エッチング装置などを手掛けている。
そこで今回、ダルトンは2025年8月8日付でADテクノロジーズを設立し、この新会社を通じ、アスカテクノロジーの半導体製造装置事業を2025年9月1日付けで譲り受けた。アスカテクノロジーの従業員は全員ADテクノロジーズに移籍し、事業運営を継続するという。
ダルトンの半導体製造装置事業は堅調に推移しており、供給能力の強化が課題となっていた。アスカテクノロジーの事業を継承したことで、グループにおける技術力と供給能力が強化されることになる。さらに、イトーキの設備機器事業部門との連携により、保守・メンテナンス領域や製造領域での対応力も強化していく。
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