第3四半期の業績は、売上高、売上総利益率、営業利益率ともに予想を上回った。主な理由は円安だという。自動車向け事業の売上高はほぼ予想通りで、セルスルーが好調だった。産業/インフラ/IoT向け事業の売上高もAI/サーバ向けなどが好調で予想比で上振れした。
第3四半期の自社在庫は、前工程の加工を終えたウエハーを備蓄する「ダイバンク」の拡充によって増加した。第4四半期もダイバンクを拡充するほか、年初出荷に向けて完成品在庫も拡充し、増加する見通しだ。チャネル在庫は、第3四半期はセルスルーの上振れで減少した。第4四半期は、自動車向けはセルスルーと同等の出荷により横ばいとなり、産業/インフラ/IoT向けはセルスルー増加で減少する見込みだ。
第3四半期の前工程稼働率は予想をやや上回る50%程度だった。年末年始の稼働スケジュールを見直し、第3四半期に製造を前倒ししたことによるものだ。第4四半期はその反動で稼働率減を見込む。第3四半期の設備投資額は、売上高の5.3%だった。
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