ISSCC 2026では、18の国と地域の論文が採択された。エリアごとに見ると、APAC(アジア太平洋地域)が169件と最多で、前回に続いて全体の3分の2を占めた。EWAA(欧州/西アジア/アフリカ)は前回の28件から37件に増加し、AM(南北アメリカ)は57件から51件に減少した。欧州の採択数増加については、イタリアとオランダからの論文が増加したという。なお、国と地域ごとの採択数は、は第一著者の第一所属先をもとにカウントしている。
国/地域別に見ると、前回に続いて中国(香港/マカオ含む)が今回も採択数を伸ばした。中国の採択数は96件と、続く米国(50件)、韓国(45件)に大きく差をつけた。台湾は前回の20件から11件に大きく減少した。これについて宮地氏は「台湾の採択数減少は明確な背景が分からないので、一過性のものという可能性がある。ISSCCは特定の研究室から複数の論文が採択されることもある反面、その研究室が手薄になると国/地域内の採択数が一気に落ち込むこともある。日本の採択数は企業が少し復調した。喜ばしいことで、この傾向が続いてほしい」と述べた。
APACからの採択論文が多かった分野は、メモリ全般、AIアクセラレーター、アンプ、高電圧/HPC向け電源、ノイズシェーピング型データコンバーター、周波数生成、特定用途トランシーバーだ。
採択論文の投稿機関としては、大学が75%、企業が20%、研究機関が5%だった。中国と欧州で研究機関の比率が増加したという。
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