水晶デバイスを使うときに知っておくべき技術内容や、実際に使うときの勘所を、セイコーエプソンの経営戦略本部 経営企画管理部に所属する宮澤輝久氏に解説して頂きます。
電子機器の正確な動作を支える陰の立て役者が水晶デバイスです。例えば、水晶を使ったタイミングデバイスは、まるで時計のように一定の間隔で安定した信号を供給し続けます。
水晶を使ったタイミングデバイスは、古くから基準信号源として広く使われてきたものの、最近になってうまく使いこなす技術的な難易度が増しています。電子機器の薄型化や小型化、機器を制御するマイコンの電源電圧の低下といった、最近の技術動向が背景にあります。水晶を使ったタイミングデバイスをうまく使いこなすには、水晶振動子の特性や等価回路、発振回路の評価方法などを、きちんと理解することが重要です。
本連載では、水晶デバイスの数多くの用途のうち、最も広く使われている基準信号源(クロック)向けと、新たな用途として注目されているセンシングに焦点を当てます。水晶デバイスを使うときに知っておくべき技術内容や、実際に使うときの勘所を、セイコーエプソンの経営戦略本部 経営企画管理部に所属する宮澤輝久氏に解説して頂きます。(EE Times Japan 編集部)
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