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ルネサスはスマートコミュニティ社会の実現を目指す、「Smart Analog」もお披露目ET2011 開催直前情報

世界シェアトップのマイコンと、アナログIC/パワー半導体やSoCを展開するルネサス エレクトロニクス。同社はET2011において、「Connect Smart Society」をテーマに、スマートコミュニティ社会の実現に役立つトータルソリューションを提案する。

» 2011年11月14日 15時59分 公開
[EE Times Japan]

 2011年11月16〜18日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」が開催される。

 このET2011開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「@IT MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2011の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、同特設ページでは、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい(継続してウオッチしていただきたい!)。

 さて今回は、世界トップシェアのマイコンに加えて、幅広いラインアップのアナログIC/パワー半導体、そしてSoC(System on Chip)を展開するルネサス エレクトロニクスの展示内容を紹介しよう。

>>3メディア合同「Embedded Technology 2011特集」

展示テーマは「Connect Smart Society」

 ルネサスによれば、「現在、スマートグリッド(次世代電力網)やスマートホーム/ビルディング、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を含む新たなスマートカーなどを新しい情報ネットワークで結び付けつけた、より安全で便利な地球環境に優しい『スマートコミュニティ社会』の実現が望まれています」という。同社は、このスマートコミュニティ社会の実現に必要となる、高速無線通信やセキュリティなどのインフラシステム、EVやPHEVといった次世代自動車、スマートメーターなどの開発に貢献できるように、マイコンとアナログ&パワーデバイスを組み合わせたトータルソリューションを提供している。ET2011でも、展示テーマとして「Connect Smart Society」を掲げ、顧客のビジネスチャンスを拡大できるようなトータルソリューションを提案する方針だ。

ルネサスのET2011における展示の概要 ルネサスのET2011における展示の概要

 注目展示は、ET2011が初の一般公開となるマイコンとアナログICとを組み合わせたシステムソリューション「Smart Analog」である(EDN Japanの参考記事)。Smart Analogは、内蔵するアナログ回路のパラメータ値をソフトウェアで変更できる新しいコンセプトを持った製品だ。展示では、GUI操作で簡単にセンサーのアナログ回路設計を体験できるデモンストレーションを行う。また、「RL78ファミリ」、「RXファミリ」などのマイコンの新製品はもちろん、ソフトウェア開発期間を短縮できる最新の開発環境も紹介する。

 なお、11月17日に会議センター3階で開催される同社のプライベートカンファレンスでは、Smart Analogを含めて同社のソリューションに関する講演を行う予定だ。

 ルネサスは、「組み込み業界全体が盛り上がるET展には、セットメーカーの技術者も多く来場します。そういった場で、当社の製品が、顧客の求めるアプリケーションの機能向上や、スマートコミュニティ社会の実現により生まれるビジネスチャンスの拡大に貢献できることを理解していただければ」と期待している。

Embedded Technology 2011/組込み総合技術展

会期 2011年11月16日(水)〜18日(金)
時間 10:00〜17:00(17日(木)は18:00に終了)
会場 パシフィコ横浜
ルネサス エレクトロニクス・ブースNo. B-52


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