ルネサス エレクトロニクスは2013年10月30日、2014年3月期第2四半期連結業績と合わせて、経営再建に向けた変革プランを発表した。2017年3月期に「営業利益率2桁」の達成を目指す。
ルネサス エレクトロニクスは2013年10月30日、2014年3月期第2四半期連結業績と合わせて、経営再建に向けた変革プランを発表した。2017年3月期に「営業利益率2桁」の達成を目指す(関連記事:「ルネサスの社員は当事者意識が低い」――作田氏がルネサス変革プランを説明)。
変革プランでは、現在のルネサスが抱える課題として、「マーケットイン志向」「内部運営上の課題」「さらに強固な財務体質の構築」の3つを挙げる。これら3つの課題を乗り越え、2017年3月期に営業利益率2桁の達成を目指す。同時に「徹底的に収益にこだわる」(ルネサス)。
利益目標に向け具体的には、製品ミックスの改善を実行し、固定費、変動費を改善させて粗利益(Gross Profit)の改善を追求していくとする。製品ミックスの改善では、デバイス単体販売に加え、複数デバイスやソフトウェア、サービスを含めたキット/プラットフォーム販売を強化していくことをあらためて強調。従来の製品別事業ドメインを「自動車」「産業・家電」「OA・ICT」「汎用」と4つの応用分野別事業ドメインへ体制を変更する。
販売については、欧州(中東・アフリカを含む)、米州をエリア統括の事業拠点として権限を拡大し、意思決定スピードを高める。生産については、収益志向を徹底し、生産子会社の自律経営化を推進するとしている。
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