こちらは、かわいいだけのペットロボットではない。音声認識と顔認識、言語処理といった機能を搭載し、宇宙空間にいる宇宙飛行士や、地上の航空管制室にいる科学者と話すことができる。この小型ロボット「KIROBO(キロボ)」は、2013年11月から宇宙ステーションに滞在する日本人宇宙飛行士、若田光一さんと会話実験として、地球からの情報を伝える予定になっている。だが、KIROBOにはその他にも重要な任務がある。「隔離された環境に置かれた人にとって、ロボットが精神的な支えになれるかどうか」を実証することだ。
2013年8月に開催された「International Aerial Robotics Competition(IARC:航空ロボットの国際競技会)」は、特に現在の情勢との関連性が色濃く感じられた。米連邦航空局は最近、2種類のラジコン飛行機(Boeingの「Insitu ScanEagle」とAeroVironmentの「Puma」)を米国内で操縦することを許可した。IARCでは、ヘリコプター型のロボットを使ってフラッシュドライブを回収する競技なども行われている。
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