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アナログと組込みプロセッシングの粗利益率が過去最高、TIの第3四半期業績ビジネスニュース 企業動向

テキサス・インスツルメンツ(TI)は、2014年第3四半期(7〜9月)の業績を発表した。売上高は35億100万米ドルとなり、前年同期に比べて8%増加した。2014年第4四半期は、売上高で31億3000万〜33億9000万米ドルを見込む。

» 2014年10月21日 18時35分 公開
[EE Times Japan]

 テキサス・インスツルメンツ(TI)は2014年10月、2014年第3四半期(7〜9月)の業績を発表した。売上高は35億100万米ドルとなり、前年同期に比べて8%増加した。2014年第4四半期は、売上高で31億3000万〜33億9000万米ドルを見込む。

 2014年第3四半期の業績は、売上高35億100万米ドルに対して、営業利益は11億7500万米ドルとなり、前年同期に比べて39%増と大きく伸びた。税引き後の純利益は8億2600万米ドルで31%の増加である。同社は、「第2四半期に続き堅調な業績になった」とみている。

ワイヤレス製品の落ち込みを補う

 2014年第3四半期の部門別売上高は、アナログ製品が21億4900万米ドルで、前年同期に比べて11%の増加となった。電源IC製品を筆頭に、全ての製品ラインで売上高が増加したという。プロセッサやマイコン、コネクティビティ製品が含まれる組込みプロセッシング製品は、7億1100万米ドルとなり、6%の増加となった。全ての製品ラインでほぼ同額の伸びを示した。この2つの事業領域で、全売上高の82%を占める。しかもこの事業領域の粗利益率は58.4%を確保するなど、過去最高となった。

 DLP製品やカスタムASIC製品、ロイヤルティなど、その他の事業分野は、売上高が6億4100万米ドルで、前年同期比1%の減少となった。ワイヤレス製品の落ち込み分を、DLP製品の売り上げ増で補った。

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