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最寄りの空港からISSCCの会場に到着するまで徹底プレビュー「ISSCC2015の歩き方」(2)(1/2 ページ)

さて、「ISSCC2015」に参加すべくサンフランシスコ空港に到着した後は、どのように移動すればよいのだろうか。今回は、会場までの移動手段の他、テクニカル・カンファレンスのスケジュールや食事についても紹介しよう。

» 2014年12月03日 09時00分 公開
[福田昭,EE Times Japan]

サンフランシスコ空港からサンフランシスコ市内まで

 ISSCCに日本から参加する方の大半は、渡米する時にはサンフランシスコ国際空港に到着するだろう。サンフランシスコ国際空港からサンフランシスコ市内までを結ぶ交通機関は、大別すると3つある。タクシー、乗り合いバス(シャトルと呼ぶ)、鉄道である。

 最も便利なのはタクシーだが、当然ながら料金がそれなりにかかる。次の選択肢は乗り合いバス(シャトル)である。乗り合いバスといっても8人乗りくらいのミニバンで、乗客の行きたいホテルを巡回しながら降車させていく、という仕組みである。運が良ければ最初の到着ホテル、運が悪ければ最後の到着ホテルとなる。といっても宿泊先の入り口まで運んでくれるので、重い荷物を引っ張って長い距離を歩くことがないのはありがたい。

 米国では全米チェーンのSuperShuttleという会社が、主要空港でシャトルサービスを提供している。オンラインで予約できる他、空港によっては到着ロビーの近くにSuperShuttleの受け付けがあったりする。受け付けがなくても、シャトルの出発所に係員がいるので、次の便の予約とチケット購入をその場で済ますことができる。料金は、空港からISSCCの会場ホテルまでで片道17ドル(11月29日調べ)である。

 最も安価な交通手段は鉄道だ。サンフランシスコ空港からは「BART(バート)」と呼ぶ鉄道を使うと、市内に直接、移動できる。BARTはサンフランシスコ市内では地下鉄となる。料金はサンフランシスコ空港(SFO)駅からPowell Street駅(会場ホテルの最寄り駅)までが8.65米ドル(11月29日調べ)である。所要時間は30分だが、BARTは運転間隔が15分〜20分と比較的長い。また休日は運転間隔が長くなる上に、始発時間と終発時間が大幅に繰り上がるので注意されたい。BARTのWebサイトに路線図や料金検索などのページがあるので、あらかじめ調べておくとよいだろう。

ISSCCの会場はホテル地下2階の宴会場フロア

 前回で、ISSCCはサンフランシスコのホテル「San Francisco Marriott Marquis」で開催されると述べた。もう少し詳しく説明すると、ホテルの地下2階にある宴会場フロアが、ISSCCの講演会場となる。ホテルの玄関をくぐって真っすぐ歩き、突き当たりを右に曲がると、エスカレーターが並んでいる。エスカレーターで地下1階に降りると、真っすぐな廊下が見える。廊下を歩くと突き当たりが少し左にずれ、エスカレーターと階段が並んだ光景に出くわす。エスカレーターまたは階段を降りると、ISSCCの登録受付所や講演会場などが設けられた、地下2階の宴会場フロアとなる。

会場ホテルのエスカレーターで地下1階に降りたところ 会場ホテルのエスカレーターで地下1階に降りたところ。廊下がまっすぐに伸びている(クリックで拡大)
地下1階の廊下の突き当たりにあるエスカレーターを降りる途中 地下1階の廊下の突き当たりにあるエスカレーターを降りる途中。左側に登録受付所や手洗い口などが見え、右側に宴会場(講演会場)を配置した宴会場フロアの出入口が見える(クリックで拡大)

 登録受付所は、エスカレーターまたは階段を降りると、左側にある。事前にWebで登録(アドバンスト登録)を済ませておいた参加者は、「名前入りバッジ(参加証を兼ねる)」や「論文集の引換券」などを受け取れる。登録受付所で、参加申し込み書に必要事項を記入してその場で参加登録(オンサイト登録)することも可能である。

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