シャープは、「SEMICON Japan 2014」(2014年12月3〜5日)に併設された特別展「World of IoT」に、椅子に座るだけで『リラックス度』などの状態を測定し、表示できる椅子型健康管理機器「健康コクピット」を参考展示した。
シャープは、「SEMICON Japan 2014」(2014年12月3〜5日、東京ビッグサイト)に併設された特別展「World of IoT」に、椅子に座るだけで『リラックス度』などの状態を測定し、表示できる椅子型健康管理機器「健康コクピット」を参考展示した。
健康コクピットは、座った状態で性別や年齢、身長などの個人データを入力したあと、体重や血圧、脈圧の測定を行う。測定した健康情報はディスプレイに表示される。また、健康情報を独自のアルゴリズムを用いて処理し、リラックス/ストレス度(わくわく、ゆったり、イライラ、しょんぼり)を、分かりやすくモニターに表示させる実演も行った。
「健康コクピットは、2015年の商品化に向けて開発中の製品である。測定結果をデータベース化し、クラウドサービスを活用すれば、医師やカウンセラーとの双方向コミュニケーションによるヘルスケアサービスが可能となる」(説明員)と話す。同社によれば、企業やフィットネスクラブ、介護/ケア施設など設置場所に応じて測定項目を追加/変更するなど、機能をカスタマイズすることも可能であるという。さらに、「一般の人が手軽に健康状態を確認できるよう、ドラッグストアやショッピングモールなどへの設置も提案していく」(説明員)考えである。
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