後輩A:「江端さんは、読者を減らしたくて、新しい連載を始めたのですか?」
江端:「いや、そんな意図は全くないけど」
後輩A:「江端さんの、ダイエット連載第1回で、女性の全部を敵に回し、文系の男性の読者が離れましたよ*)」
*)男性と女性の比率は1:1、文系人口:理系人口=7:3だから、単純計算で85%の読者を失った、との解釈が可能
江端:「うーん、ここ1年、原発、エネルギー、少子化、環境と固いテーマで続けてきたので、ちょっと『日和(ひよ)って』みたんだけどなぁ」
後輩A:「『日和る』のはいいんですが、方向が間違っています。なんで読者を敵に回す方向に走るんですか。ダイエットが運命的に失敗すると言われて、読者、特に女性が、愉快なわけがないでしょう」
江端:「でもなぁ、ダイエッター(ダイエット実施中の人)と思われる人のツイートは結構な数あったよ」
後輩A:「私が見たところ、間違いなく、彼らは江端さんの文章を読んでない、1行も」
江端:「え?そうなの?」
後輩A:「あのコラムのリリースから、ツイッターが付くまでの時間を調べればすぐに分かります。あんな短時間で、江端さんの『あのネチっこい長文』を読めるわけがない」
江端:「……」
後輩A:「そもそも文章をちゃんと読んで趣旨を理解していれば、あのコラムをダイエッターに拡散しようとするはずがない。自己否定をするツイートなんかをするわけがありません。馬鹿げていますよ」
江端:「そう言われれば、ほとんど、ネガティブコメントすらなく、リンクを転送しているだけのツイートだったような……」
後輩A:「で、もう一度、お伺いしますが、江端さんは、読者を減らしたくて、新しい連載を始めたのですか?」
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