Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は2016年6月21日(米国時間)、IoTアプリケーション向けに電池レスセンサービーコンのレファレンスキットを発表した。
Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は2016年6月21日(米国時間)、IoTアプリケーション向けに電池レスセンサービーコンのレファレンスキット「CYALKIT-E02 Solar-Powered BLE Sensor Beacon Reference Design Kit」(以下、CYALKIT-E02)を発表した。
CYALKIT-E02は、同社のエナジーハーベスト技術を用いたパワーマネジメントIC(PMIC)と、EZ-BLE PRoC Bluetooth Low Energy(BLE)モジュール、15mm角の太陽電池を統合。倉庫の通路のような環境でも得られる100ルクスで動作可能という。太陽光で駆動するBLEセンサービーコンやBLE-USBブリッジ、デバッグボードも内蔵した。
温度センサーと湿度センサーも内蔵し、センサーから得られたデータをBLEで送信できる。太陽光発電によるワイヤレスセンサーノードを容易に開発できるプラットフォームとしている。スマートホームや工場、農場の環境状況をモニターするのに適する。
同社のアナログ事業部長を務める長屋清永氏は、リリース上で「同キットを幅広い革新的なアプリケーションのプログラミングや、最適化を行える量産モデルとして利用することで、素早く市場参入できるようになる」と語る。
CYALKIT-E02のサイズは直径25mm。5つのセンサービーコンを含んだ拡張版「CYALKIT-E03」も提供する。CYALKIT-E02が49米ドル、CYALKIT-E03が99米ドルで先行販売を開始している。量産開始は、両キットともに2016年7月の予定だ。
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