NIWeek 2016では部屋1つを使って、NI Software Technology Previewプログラムで提供する新機能を、領域ごとに説明していた。プログラムに参加すれば、描くソフトウェアをダウンロードして自分の手元でこれら新機能を試すことができる。ただし、これらのソフトウェアは新機能を実際に試せるよう独立して動作するようにしてあるだけで、これがそのまま製品になるわけではなく、将来のリリース時には既存のソフトウェア製品に組み込まれて提供されることになるとしている。
開発環境の中に学ぶ機能が含まれている、という例。Workbook(中央右下のウィンドウ)は単なる静的なドキュメントではなく、HTMLで記述される対話的な動的コンテンツになっている。Workbookコンテンツはユーザーが作成することもできるので、例えば自社の中で自分のコードを誰かに渡すときにオリジナルのヘルプコンテンツと一体化して共有するといった使い方ができる(クリックで拡大)
対話式データ解析の例。計測データを表示しているときにレコードボタンを押すとすぐにそのデータをキャプチャーできる。また、表示しているデータに対して、プルダウンメニューからどういったフィルターにするか、ピーク検出はどうするかなど対話的に選択していくと、バックグラウンドで自動的にプログラムが生成される。生成されたプログラムをコピーすれば、他でも利用できる(クリックで拡大)
サーバサイド解析の例。これはプリプロセッサとして、収集したデータのタグ付けをやり直すというデモンストレーション。データに付けられたオペレーターの名前が、例えば「Sasaki」「SASAKI」「ササキ」「佐々木」などとなっていても、それらを1人のオペレーターとして認識してタグを付け直しデータを正規化することで、収集したデータを利用しやすくするというもの。日本では特に有用な機能ではないだろうか。収集したデータを解析してレポートの形でイントラネットで共有する、といったことも可能になるという(クリックで拡大)【取材協力:ナショナルインスツルメンツ】
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