Keysight Technologies(キーサイト)は、物理ネットワークおよび仮想ネットワーク向けテストソリューションを提供する米IXIA(イクシア)を約16億米ドルで買収すると発表した。
Keysight Technologies(キーサイト)は2017年2月、米IXIA(イクシア)を約16億米ドルで買収すると発表した。同年10月末までに買収が完了する見込みだ。
イクシアは、物理ネットワークおよび仮想ネットワーク向けのテストソリューションを提供している。ソフトウェアを中心としたソリューションを増強し、販売網と技術の活用が買収の狙いという。キーサイトCEOのRon Nersesian氏は「イクシアの買収は、当社のビジネスを100%補完するもの。5G(第5世代移動通信)やIoTなど、急成長するネットワークのトレンドに対応するソリューションを提供していく」とコメントした。
キーサイトによると、統合によるコスト削減シナジーにより、年間6000万米ドルの調整後利益が生じると見込んでいる。統合による売り上げシナジーは、3年後までに5000万米ドル、5年後までに1億米ドルを上回ると予測した。
イクシアの公式Webサイトでは「キーサイトは、いかなる市場でも2位に甘んじることのない企業である。私たちの完全に補完的なリソースを組み合わせることで、テスト市場で第1位の地位を維持し、visibility(可視性)市場で1位を目指す」とコメントしている。
イクシアの株主は、1株当たり19.65米ドルの現金を受け取る予定。2016年12月1日の終値の約45%、同日までの52州の最も高い終値の約38%のプレミアムを付与する。
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