福田氏は「300万円の価格設定は高いと感じられるかもしれないが、他では実現できないコンピューティング能力をFPGAを無駄なく使いきることで実現できる。開発費などを考えれば、ASICはもとより、GPUを用いた場合よりもトータルコストを抑えることができ、価格面でも高い競争力があるはず」との見通しを語る。
DATA BRICKには既に国内大手電機メーカーなどからの引き合いがあり「市場の反応は上々」(柳瀬氏)という。
「2Kや4Kといったビデオ処理や機械学習、ビッグデータ分析など、あらゆるアルゴリズムに対して、FPGAコンピューティングは有効であり、その活用範囲は幅広い。海外も含め広く提案していく」(福田氏)と言い、両社では初年度100台の販売を目標に事業を展開する。
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